バイト先のWi-Fiルータから192.168.Y.Xが振ってこないのを解決した話
バイト先で、ネットに繋がらない!! と言われ、解決したのでやったこととを備忘録的にまとめる。
※やってることは初歩的な内容ダヨ
バイト先について
私のバイト先は、Microsoft Officeの使い方を教えるいわゆるパソコン教室である。
MSOfficeがある程度使えれば良いので、その他のPC知識に詳しくない人でも働ける。
2つの教室にはWi-Fiが飛んでおり、別部屋に設置してあるRTX1200から各教室にLANケーブルが引かれている。
以下のような感じ
[Internet] -- [RTX1200] -- [Wi-Fiルータ1] or [Wi-Fiルータ2] ・・・
RTX1200は、192.168.Y.1/24をDHCPで割り振るように設定してある。 つまり、Wi-Fiルータに接続した端末には192.168.Y.4~254 が割り振られる。 (Y.1はRTX1200、Y.2, 3はWi-Fiルータに割り当て)
発生したインシデント
その日は、スタッフが集まるミーティング的な日(PC教室の授業とは別に集まる機会がある)。
自分が到着したのは、ほとんど最後の方だった。
自分が到着すると
A「banbanさん!ネット繋がらないんです!」
banban「???」
3日前に自分がPC教室で生徒に教えていたときは、自分も生徒も繋がっていた。
Aのパソコンの調子が悪いだけだと思っていたのだが、半分ぐらいの人がつながっていない。
一方で残り半分は普通に繋がっている。
さて、繋がっている人がいるのに、繋がっていない人もいる。
さて、なーんでだ?
という、インシデントでした。
解決方法
繋がっている人のPCには、正しく 192.168.Y.Xというアドレスが振られていた。
つながっていない人のPCを確認すると、169.254.Y.Xというアドレスが振られていた。
調べてみると、169.254.Y.X というアドレスは、DHCPが上手く割り当てられなかった時にパソコンが自身で割り当てるリンクローカルアドレスと言うものらしい。
つまり、DHCPに問題があることがわかる。
(この時点で、原因の予想がたつ)
RTX1200がDHCPを割り振っているためGUIで様子を確認。
すると、DHCP割り振り済み端末の数が245となっている...
(やっぱり)ほぼアドレス枯渇してるぅぅ!!
しかし、その時その場にいる人間の数を考慮してもそんな数のデバイスがあるとは思えない。
つまり、現在ここにはいないデバイスに割り振っているわけだ。
DHCPのリース期間の設定を確認する。
リース時間: 72時間
…3日!?
ということで、原因はここ三日間でWi-Fiに繋いだ生徒達のPCにアドレスをリースしっぱなしだからでした。
リース時間を72時間から3時間(授業が大体2時間なため)に変更することで、3時間より前にリースされていたアドレスは解放され、上手く接続できていなかったPCに割り振られ直しました。
ちなみに、一部の繋がっていた人(自分含め)は、ここ3日間以内にここのWi-Fiに一度でも繋いだことのあるPCでした。
まとめ
RTX1200のデフォルトのリース時間は72時間らしいです。つまり、デフォルトのままだったのが原因だったんですね。
先週にRTX1200の設定を少しいじった人がいたようで、その時にデフォルトに戻ってしまったのでしょうね。
DHCPのアドレス枯渇は、こういった多くの人(生徒数600人ぐらい)が繋ぐWi-Fi環境ならではなインシデントな気がします。
リース時間にも十分気を使ったほうが良いということですね。
※素人の解決方法なので、こうした方が良いよ!とかあれば、ご指導ください。
以上